11月4日カンボジア政府はタクシン元首相をフン・セン首相の私的顧問、政府の経済顧問に任命したと発表した。

 この中で、「元首相のカンボジア滞在を許可するのは善行。よき友は、苦しいときに助け合うのが当然」とし、首相時代の職権乱用で有罪判決を受けたことについては、「政治的意図が働いた結果」と指摘し、「身柄の引き渡し要求には応じない」と明言した。

 これに対し、タイ政府のパニタン報道官代行は、「顧問起用が2国間関係に影響することはない」と、冷静な反応を示した。ただ、「カンボジアは、元首相が汚職で有罪となったのを承知している。2国間のつながりがさらに複雑化する可能性がある」と指摘。

 また、ステープ副首相は、「カンボジア国内の話。状況分析も必要ない。顧問起用は、カンボジアとタクシン元首相のプライベートな関係によるもの」との見方を示すとともに、「元首相がカンボジアに入国したなら、身柄の引き渡しを要求する必要がある」と述べ、タイ政府の姿勢に変更のないことを確認した。

 なお、以前からタクシン元首相と親交のあるフン・セン首相はつい最近も、「カンボジアは元首相を受け入れる」と発言しており、今回の顧問起用もタイ政府には想定内だが、「不愉快」とのことだ。

 タイとカンボジアの関係悪化が非常に心配される動きです。

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